ニュージーランド出張 その4 マールボロ

朝からマールボロへ移動しました。ネルソンからマールボロまでは車で2時間程度です。到着初日はげんなりしたマニュアル車ですが、慣れてしまえばマニュアル車の運転は楽しく、ニュージーランドの大自然の中を爆走です。制限速度は100kmが多いのですが、この道でこのスピード制限で大丈夫?と思ってしまう箇所も多々。とにもかくにも目的地に向かいます。




この日は新規商談も数件。新規商談に関しては残念ながら細々と書けないのですが、とても良い出会いもありました。ひとつは10年の準備期間を経て、少し前にリリースを開始したばかりの新しい小さなワイナリー。ここでやるんだ・・・と驚く場所に素晴らしいヴィンヤードを構築中で、驚きが満載の説明を受けました。


お話さえまとまれば、是非日本でご紹介させて頂きたいと切望するワイナリーでした。今回の出張で新しいワイナリーも多数まわりましたが、特徴、こだわり、ビジョンともにずば抜けた印象です。

全く反対の大手ワイナリーも訪問してみました。均一に整ったヴィンヤードが巨大に広がり、更に拡大を続けるその様に勢いを感じます。味わいは安定して正にニュージーランドの個性を表現しています。もちろんそれぞれに良さは感じるのですが、やはりサザンクロスとしては個性溢れるエッジの効いたこだわりのワイナリーと提携していきたいと思っています。

アワテレエリアを一望出来る丘の上から見える景色は圧巻です。ここでお弁当を広げ、しばしピクニックとしたいところですが次のアポイントに向かいます。




午後からはインヴィーヴォのワインメーカーであるロブと合流です。インヴィーヴォの使用する醸造設備に移動して、今年収穫した葡萄の区画別の試飲をさせてもらいます。ここでも当然発酵途中ですので葡萄ジュースに近い味わいなのですが、区画毎に見事に違う味わいでした。マールボロも収穫期の雨に苦しんだヴィンテージですが、ロブの手腕に期待です。





夜はインヴィーヴォがちょうどテレビ番組に登場するとの事で、モーテルに食材を買い込み飲みながら鑑賞。仕事の話からプライベートの話まで、同世代での話はやはり楽しいものです。



この日の番組で紹介されていたのはなんとも面白い企画でした。ニュージーランドで収穫したソーヴィニヨンブランをロンドンに運びTV番組でジュースにしてニュージーランドに持ち帰り醸造するというもの。この番組を観ながら日本でもやろうよと言うロブ。どなたか良いアイデアありましたらよろしくお願い致します。

Graham Norton shows how a UK star makes NZ wine



ところで成田からオークランドに向かうニュージーランド航空の機内ワインはインヴィーヴォのワインが搭載されていました。彼らは本質的なクオリティーへの追求は当然のものとして、取り組みが本当にクリエイティブです。インヴィーヴォの躍進を見て、とても良い刺激を頂きました。


YouTubeチャンネル『scwine』ニュージーランドワインの最前線をお届けします!

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