ニュージーランド出張2014 その6 プリリヒルズのヴィンヤードとワイナリー&ワイン保管庫

ネルソンからオークランドへ移動しました。今日はプリリヒルズに向かいます。プリリヒルズのあるクレヴドンまでは、オークランドから車で1時間程度の道のりです。

1年振りのプリリヒルズには新しくボトリングマシンが導入されていました。これで葡萄栽培からボトリングまでの全てを敷地内で行えるとの事です。年間生産量1000ケースほどのワイナリーでのコダワリ具合に驚きますが、全ての品質を追求するとこうなっていくようです。ヴィンヤードに残っているバードネットひとつとっても、整備、清掃が行き渡っており手間隙かけて品質を追求する姿勢に感動します。


プリリヒルズヴィンヤードの様子(バードネット内から)↓


収穫を終えたばかりのヴィンヤードにて話を聞きつつ、仕込み最中のワインをここでも試飲します。ボルドー右岸タイプの赤ワインのみを生産するプリリヒルズ。ドイツのワイン専門誌では「ニュージーランドのシュバルブラン」と賞賛されたそうです。メルロー、カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、カリムネール、マルベックと、品種別にアルコール発酵とマセラシオン真っ最中の赤い液体を試飲し、ここでも初体験の味に感動しました。



ひとつ新たな発見は、アルコール発酵中であり既にアルコール分を内包しているはずの果汁からあまりアルコール分を感じない事です。これは滞在期間を通して知ったのですが、この段階でアルコールを比較的感じにくい場合、非常にバランスの良いワインである証拠なのだとの事でした。恥ずかしがらずに聞くのは大切ですね。仕方ないです、知らないのだから。


そしてプリリヒルズの保管庫へ。僕は密かなミッションとして、この保管庫の隅から隅まで見させてもらおうと思っていました。所狭しと出荷をまつ瓶熟成中のワインを端からチェック。

プリリヒルズワイナリー内(保管庫内)の動画です↓



ありました!まだ飲んだ事の無いヴィンテージ!!数量もあまり多くないのでまだ日本でご紹介出来るかわかりませんが、試飲したところ綺麗に月日を重ねた状態のいいワインです。あわよくば全量購入して日本へ運びたいと思います。日本に戻ってから交渉、検討のスタートです。

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