ニュージーランド出張2015 その3

早朝アタマイビレッジを後にして、ブラッケンブルックへ。アタマイビレッジから海沿いへ向かい車で30分程の距離です。ダニエルとウルスラが迎えてくれ、収穫を1ヶ月後に控えたヴィンヤードで話を聞きます。相変わらず几帳面に手入れされた葡萄の木が今まさにヴェレゾンを始めるところでした。





2015年はネルソンもマールボロも雨が少なく干ばつの状況下です。クリスマスから雨が降っていないというから驚きです。リージョンとしては平年に比べ約20%の収量ダウンが見込まれていますが、ブラッケンブルックは干ばつの状況下でも2015ヴィンテージは収量は平年並みだそうです普段から灌漑をしていないことと、ダニエルの行き届いた畑管理の成果で、葡萄木は地中深く根を張って水分の多い場所を知っていること。そしてクレイ地盤が干ばつにも耐えうる畑となっているとの説明でした。



収穫前の畑では、葡萄の味を実際に見ることができるのも面白みの一つです。とはいえまだまだ酸っぱい葡萄ですが、品種ごとにそのワインの味わいに通じる確かなテイストの差が出ています。




ダニエルは新調したハーレーを大事にワイナリーの片隅に飾っており。。。笑えました。写真は撮り損ねましたが。。。倉庫の前にハーレーを説明する茶目っ気も好きです。



最新ヴィンテージをご自宅で試飲させていただきました。敷地内にヴィンヤード、ワイナリー、自宅、放牧エリアとまさに完璧なブラッケンブルック。全てが見渡せるテラスでの試飲は最高です。普段から夏場の夕食は家族みんなでいつもここで食べるとのこと。東京から訪問した僕としては、なんて素晴らしい環境だろうと毎回新鮮な価値観を頂きます。

いつもありがとう!ダニエル&ウルスラ!!

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