ニュージーランド出張

20人程度の小さな飛行機。ブレナムを飛び立つと、眼前にマールボロのヴィンヤードが広がります。その次は、マールボロサウンド。その向こうに北島。
マールボロではたくさんのワイナリーやヴィンヤード、セラードアを訪問しました。日本に比べると、フロンティア精神あふれる若い世代が活躍を始めていると思います。彼らは既存の有名ワイナリーを横目に、知恵を絞り、設備をシェアし知識を高めあっていました。
逆に大手はいくつものラベルを持ち、低価格帯への進出が目立ちました。これからのニュージーランドワインは、ヴィジョンとクオリティを備えた中価格帯以上の生産者を如何に紹介出来るかも鍵であろうと感じます。

自社畑や醸造設備をを持たない生産者に対して、理解が足りなかったように感じました。もちろん立派なセラードアや設備は素晴らしく、ワインの品質や価格も良い。実際に若い生産者たちは彼らを羨ましくも思うと口にしていました。でも僕は、未来を担う作り手と一緒に事業を育てて行きたいと強く感じました。ちょうど自分と同じような世代や状況の生産者にはどうしても親近感を覚えてしまいます。そして何より話しやすく、こちらの状況も理解してくれる。今後の展望を語り合うのも極上の時間です。

そしてニュージーランドでそれぞれのヴィジョンを持って動いている日本人達にもたくさんあう事が出来ました。これもまた刺激が多く、本当に色々と考えさせられてしまう。今後の会社の方向性に迷いを持ちながらニュージーランド訪問を迎えました。起業時からの第一段階が終了したのだと思います。ニュージーランド滞在の前半がこれで終了。後半は北島を周る予定です。北島のワイナリーを訪問しつつ、既にニュージーランド各地の有望な生産者のサンプルをオークランドに集めてあります。これを毎日試飲しまくるのみ。北島ではどんな出会いがあるか楽しみです。ブレナムからオークランドへ向かう飛行機の中にて。

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